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Textile-Tree 編集長ブログ

Textile

<本文より転載>
高齢化社会の生き方のヒントになる
(これからの生き方のヒントになる)
2つの映画が上映されています。

『神様たちの街』は
神戸で戦災・震災を生き抜いた人々の爆笑ファッションショー。
阪神大震災(1995年)10年を契機に神戸市兵庫区で始まった
「兵庫モダンシニアファッションショー」は、
昨年12月で11回を迎えました。

アドバイザーとして
第1回から着こなしや衣装の製作指導をしているのが、
神戸芸術工科大学の見寺貞子(みてらさだこ)先生です。
スタート当初は、シニアのファッションショーを
なかなか理解していただけず、
観客20名というところからのスタートでしたが、
昨年は約300人も詰め掛けたといいます。
ショーに出るのが生きがいであり、
みんなで笑い合い、来年も元気で会おうねと励まし合い、
そして何より自分たちを叱咤激励し、
ここまで引っ張ってくれた見寺先生を喜ばせたいと、
みなさん頑張るのです。

その見寺先生とご縁があったのが、
社会派のドキュメエンタリー映画監督として知られる
田中幸夫監督です。
日本最大のドヤ街であり、同和地区で知られる
大阪市西成地区で暮らす人々と、
彼らを支援する人々に密着した
『未来世紀ニシナリ』(2006)。
同性愛、SM、身体改造など、
セクシャルマイノリティのドキュメンタリー
『凍蝶圖鑑(いてちょうずかん)』(2016)、
『徘徊 ママリン87歳の夏』(2015)は、
認知症の母を抱える娘と、
その母のズレまくり会話の
大爆笑の認知症ドキュメンタリー映画です。

その田中監督は、
はじめは“年寄りのファッションショー”には
興味がなかったようですが、
戦災や震災を生き抜いた“逞しい年寄りたち”の
前向きな生き方に惹かれ、見寺先生の人柄に惹かれ、
映画を撮りたいと思ったといいます。
田中監督は、大震災の時にも助け合い、
励ましあってきたこの素晴らしい神戸の人たちや、
徘徊の母を近所の方たちみんなで見守ってくれた社会を

「上質な庶民」と表現します。

とてもいい言葉です。
歳をとることも、認知症になることも、
認知症と向き合うのも、
楽しめば、まあいいか・・・。
人にちょっと優しくして、ちょっとおせっかい焼いて
死を迎えるまで、精一杯生きようかな!!と、
ちょっと思えた映画でした。

7月2日(土)~7月15日(金)
新宿K’s cinema
『徘徊 ママリン87歳の夏』
『神様たちの街』
http://www.ks-cinema.com/

ニッポンコネクション無事終了!

現地のスタッフさんからのレポートです。
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<ニッポンコネクションは>全体で前年を上回る1万6千人を超える来場者を記録し、大好評で終わることが出来ました。
(東京の感覚で言うと決して多くはない数字だと思いますが、ドイツの都市の規模からいうと、
イベント来場者として非常に多い数字です。)

「神様たちの街」は、5月25日の14時45分から、第二会場の小規模ホールで上映されました。
平日の昼間ということも有り、少し集客が難しい時間帯では有りましたが、
半分近くうまり、40人弱の来場者がいました。

僭越ながら私の方から上映前の挨拶をさせていただき、短編作品の上映の後、本作の上映となりました。
上映中は、ファッションショーのところで微笑ましい笑いが起こるなど、終始とてもなごやかな雰囲気でした。

こちらの公式facebookページで、会場の様子など、写真をご覧いただけます。

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また、現地の審査員(ほぼドイツ人)から、以下のようなコメントをいただいています。

・とても面白い着眼点で、「シニア世代」の力強さを明るさを描いた、とても良くできていた映画。
・震災の出来事をほぼ「体験者の語り」で構成していたので、ドイツ人の観客にはイメージしづらかったかもしれません。
・「予期しない出来事」をカメラが捉える意外性、カメラを向けることで被写体の人生自体も変わっていく。
撮る/撮られる側の「相互的作用」が感じられたら、もっと素晴らしい作品になったと思います。

神様:ニッポンコネクション